2010年9月7日火曜日

社員研修を自衛隊で??

すこしユニークな記事を見つけました。

研修っていろいろなパターンやプログラムがあると思いますが、
今日見つけたのは、

「新入社員に社会人としての自覚を促すため、自衛隊の生活を体験させる研修」

なんかインパクトありますね(笑)

すごい厳しそうですが、たしかに精神的な成長は見込めそうです。
というか、身体的にもおそらき身に着くものがあるでしょう。

新人研修のプログラムで悩ままれている方は、
こういう選択肢も一つかもしれません。


近鉄久居駅近くにある津市久居新町の陸上自衛隊久居駐屯地は、企業の研修に門戸を開いている。近年、新入社員に社会人としての自覚を促すため、自衛隊の生活を体験させる企業が増えている。決して明るいとはいえない時代、どんな企業向けの訓練が行われているのか。駆け出し記者が普段、何げなく通りすぎている柵の向こうを訪ねた。

◆基本を学ぶ 
 駐屯地の信田達治広報室長から「徐々になじみ、走ることができるようになる」と手渡されたのは迷彩服。厚めの生地のズボンとTシャツ、上着は全体的に動きやすくゆったりめ。半日水につけてもしみないというブーツは重さを感じた。着てみると、服もブーツも分厚く、動きやすくはない。やはり身を守るためだろうか。

 屋外では、近鉄の社員21人が研修の真っ最中。「起立」「休め」「回れ右」…。号令一下、体を動かす基本動作を勉強していた。足の動き一つでも乱れは許されない。隊列で動くときには、自衛隊員ではなく、社員の中から選ばれた班長が号令をかける。指揮する立場も感じてもらうためという。
 どんな目的で参加しているのか。参加者の1人、長恵美子さん(24)が「会社からは、組織力や団結力を学んできてほしいと言われた。指示を受けるだけでなく、指示することの難しさも知った」と説明してくれた。

◆企業の人材育成 
 ほかに、コンパスと地図を使い、演習林で目標を捜しながらゴールを目指す訓練もある。班で行動し、歩数で距離を測ったり、方角を探したり、役割分担することで責任感が身に付く。体力差もあるメンバー同士がお互いを気遣い、協調性も養われるそうだ。
 コンパスを手に、300メートルほどの初心者コースを1人で体験した。進みたい方向にある建物を目標にまっすぐ進み、歩幅と歩数で距離を測る。少しでも気を抜くと曲がってしまったり、歩数がわからなくなってしまう。演習林では木が多いので距離や方角をつかむのが難しそうだ。やはり仲間で役割分担することこそ、大切だと感じた。それは普段の仕事でも言えることだ。
 信田室長は「団結力や規律が重んじられる自衛隊は、企業の求める教育と一致しているのでは」と強調する。情報技術(IT)時代、若手社員のコミュニケーション能力不足が指摘される中、厳しい規律や統率心、指揮官としての意識。自衛隊のそんな風土が、生き残りをかける企業の求める社員教育にぴったりなのかもしれない。

久居駐屯地での企業研修  昨年度、受け入れたのは25社延べ500人以上。社員研修の受け入れは1960年代から始めたが、増えたのはここ10年ほど。製造業から小売業まで、幅広い業種から依頼がある。受け入れているのは新人だけでない。将来、会社の経営にかかわる社員には統率心やリーダーとしての立場を学んでもらうという。

[参照:「自衛隊で社員研修 駆け出し記者も入」中日新聞

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