2010年8月27日金曜日

上司が唸ってしまう報告書の書き方とは??

上司への報告の際、口頭ですむ場合もありますが、
場合によってはレポートなどにまとめて上司に
報告書を提出することがあるかと思います。

その際に参考になる情報を今日は見つけました。


部下への指導の際や、改めて自身の報告書の書き方と
照らしあわせてご覧ください。


01.報告書の構成

私は会社員時代、システムエンジニアや新商品開発の担当していました。その仕事の中で、毎日のように、上司に提出する出張報告書を作ったり、一般企業や官公庁に新商品の内容を説明する資料を作ったりと、様々な報告書を作成してきました。
このような経験を基に、今回は、こうすれば、上手に報告書が書けるのではないか、というポイントをまとめてみました。ご参考にしていただければと思います。

02-1.報告書の全体構成

報告書には、「形」があります。
まず、おおざっぱに報告書を理解するために、報告書の構成からご説明します。
報告書の構成要素
表題(15字~20字ぐらい)
状況説明
~「日時」「場所」「人(先方、当方)」「目的」など
内容要旨(打ち合わせ内容など、50字程度×3)
詳細内容(ヒアリング事項等、「内容要旨」の詳細説明)

【ポイント】
注意すべき点は、以下の三角形の図のように、「表題」は「内容要旨」(打ち合わせ内容)の要約、 「内容要旨」は「詳細内容」(ヒアリング事項等)の要約という3層構造を理解することです。 実際、報告書を上から(表題から)順に書こうとするから難しいのであって、 報告書の説明文(詳細内容から)順に書いていけば、割と楽に書けます。

02-2.説明文(「詳細内容」)の構成

説明文(「詳細内容」)にも、同じような三角形のピラミッド構造があります。 「見出し」は「小見出し」の要約、「小見出し」は「説明文」の要約というように、 ここでも、下位の文章を先に書いて、徐々に上位の見出しをつけていく作業を 順々に実施していけば、詳細内容を楽に書くことができます。
【詳細内容の構成】
見出し(小見出しの要約、10字~15字ぐらい)
小見出し(文章の要約、15字~20字ぐらい)
説明文(小見出しの内容の説明)

2-3.報告書作成のポイント
~誰に出す?何のために書いた?を考えること

報告書は、以下のように、それぞれ目的にあった「まとめ方」が必要です。報告書の形式・分量、内容は「誰に」「何の目的で」報告書を提出するのかによって大きく違ってきます。以下、私の経験に基づいて書きます。
(1)トップ・役員へ提出する報告書
【内容】大口の商談、大きなトラブル、重大な環境変化、重大な情報(ライバル社の重大な動向)等
【形式・分量】A4用紙1枚程度で要旨のみ(約200字程度)。
【特徴】所見は必ずつける。また、すみやかに提出する。
【ポイント】
立場が上の方は忙しいので、少ない文字数で専門用語など極力控えて、分かり易く書きます。また、経営判断にかかわる内容であるので、報告書はいち早く提出する必要があります。所見をかならずつけ、判断の助言をします(偉い人は現場の詳細な事まで知らない事が多いので、現場担当者の意見をまず聞く事が多い)。自分の仕事が認められ、抜擢されるチャンスでもあるので、気合いを込めて書いてください。
(2)上司、先輩など部署内で出す報告書
【内容】商談、業務内容、出張、研修、トラブル、ライバル社の動向 等、通常業務における報告
【形式・分量】要旨をA4用紙1枚程度、詳細内容を各必要があれば、2~3枚作成。
【特徴】所見は必要に応じてつける(必要かどうか聞く)、提出は翌日が望ましい。遅くとも数日以内が基本
【ポイント】
まず、報告目的にもよるが、「簡単に書け」と言われれば、200字以内(要旨のみで可)で書く。「詳細に知りたい」と言われれば、「要旨」+「詳細内容」の構成で書きます。
組織内の報告書を素早く作成するためには、形式・内容について、まず、「前例踏襲」すべきです。さもなければ、上司に形式を相談してから作成すべきです。
何も指示がなければ、できるだけ詳細に書いた方が後で業務の役に立ちます。特に商談や業務報告は上司といえども、細かい部分が書かれていないと判断できないので、できるだけ詳細に書くべきです。
(3)お客様に出す報告書
【内容】トラブル報告、調査報告 等、会社対会社で実施する報告
【形式・分量】要旨をA4用紙1枚程度、詳細内容を2~3枚作成。
【特徴】所見は不要。提出は報告期限までに提出する。
【ポイント】
文書形式は2段構えです。要約を1枚作成し、詳細内容を別紙として作るのが基本です。提出先の社内での報告書利用方法を想定すると、この形式が喜ばれます。要約は上司などの立場が上の方へ、詳細内容は現場担当者が必要とします。
形式、内容については、自組織向け報告書の何倍もチェックが必要です。内容がまずい(事実誤認、間違い)があればトラブル(最悪、訴えられる)事も考えられます。提出前に法務担当部署の確認を取るなどは常識です。自分の判断で勝手に提出しない事。
加えて、注意を要するのが「儀礼に反しないか」の確認です。相手の心証が極端に悪くなります。
【注意点】
(株)(略称の使用は不可、株式会社と書くべき、また、通称ではなく、フルネームで書くべき)
名前の間違い(漢字間違い、旧漢字が正しいなど)
役職間違い(本来部長なのに課長とするなど)

つづきはこちら

[参照:「「上司が唸る報告書の書き方」insource




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