2010年6月28日月曜日

インドの人材育成支援についての記事

タイトルの件、先週のカンブリア宮殿でも、インドの人材に関する特集が組まれていたように、

インドや中国といった、これからの経済の注目マーケットの国々の人材育成に関する情報も

押さえていきたいと思います。





JICA研究所(東京都新宿区)は5月26日、低所得層(BOP)向けの簡易冷蔵庫「チョットクール」の開発に携わったインドの大手財閥「ゴドレジ」のゴパラン・サンドラマン副社長によるビジネス講演会を開催した。 サンドラマン副社長は、JICAが2007年から支援している「インド製造業経営幹部育成プロジェクト」に参加し、プロジェクトで学んだ金魚鉢に飛び込んで初めて金魚の生態を理解できるという「金魚鉢理論」に基づいた手法でチョットクールの開発に取り組んだ。低所得層が暮らす地域に何度も通って潜在的なニーズをつかんだ。低所得層は毎日、または隔日で食材を購入するため、冷凍機能や大容量の冷蔵庫は不要で、15平方メートルほどの家に住んでいることからコンパクトさが求められていることに気づいた。「チョット」はヒンディー語でも「少し」の意。チョットクールは、コンプレッサーも冷媒も使用していない容量43リットルの小型冷蔵庫で価格は3,250ルピー(約7,150円)-3,500ルピー(約7,700円)。8月に発売を予定している。 製造業経営幹部育成プロジェクトは、製造業の経営手法をインドの製造業の幹部に伝え、業界の変革を担うビジョンを持ったリーダーを育てるのが目的。製品のコンセプトづくりからアフターサービスまでを含めた総合的な「ものづくり」に重点を置いている。また、インドでは初の取り組みとなる産・官・学の連携が特徴。インド政府国家製造業競争力委員会、人的資源開発省といった政府組織に加え、日本の経団連に当たるインド工業連盟やインド工科大学カンプール校、同マドラス校、インド経営大学院大学カルカッタ校などインドを代表する大学も協力しており、中級幹部経営コースの研修生は、これらの大学で講義を受けている。 プロジェクト修了生は、2010年夏までに303人に上る予定。修了生に対する企業からの求人も多く、目に見える形で成果が上がっていることから、インド国内での認知度も高まっている。今後、インドの製造業でさらに多くの人材が育ち、日印の経済交流が活発化することが期待される。(10年6月10日、 JICAトピックスから)



[参照:「JICA、インド製造業人材育成支援:有望商品誕生の成果
 インド新聞]






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